
木原直哉、WSOP $50K PLOハイローラーで7位入賞、今夏3度目のファイナルテーブル進出
日本の木原直哉(Naoya Kihara)が、2026年ワールドシリーズオブポーカー(WSOP)イベント#55、$50,000ハイローラーポットリミットオマハ(PLO)のファイナルテーブルで7位となり、$152,020(約2,100万円)を獲得した。110名が参加し、$5,225,000(約72億円)の賞金総額となったこのイベントで、木原はファイナル進出時のスタックは少なかったものの、イギリスのロバート・コーウェン(Robert Cowen)のポケットエースに阻まれ、3度目のブレスレット獲得への挑戦は今大会ではここで幕を閉じた。優勝はブラジルのジョアン・シマォン(Joao Simao)が飾り、4度目のブレスレットと$1,368,700(約19億円)を手にした。
今夏3度目のファイナル、2度のブレスレットと3度のファイナルテーブル
今回の7位入賞は、木原にとって今夏3度目のファイナルテーブル進出である。5月末のイベント#17、$10,000 2-7ローボールドローでは、奇跡的なカムバックで2度目のブレスレットを獲得し、その3日後にはイベント#23、$10,000セブンカードスタッドチャンピオンシップでも優勝し、WSOP史上6人目のバックツーバックチャンピオンとなった。さらに、$10Kラズチャンピオンシップでは準優勝を記録しており、今回の$50K PLOハイローラーを含めると、4度のファイナルテーブル進出を果たした。今夏WSOPで8度のキャッシュを記録した彼は、単なる2度のチャンピオンシップ優勝にとどまらず、最も安定して賞金圏に名を連ねているプレイヤーの一人である。
コーウェンのエースに阻まれた3度目のタイトル
ファイナル8人中、木原は2,035,000チップ(5位)でスタートした。ファイナル前日、コーウェンが木原相手にポケットエースで大型ポットを獲得し、一気に全体のチップリーダーに躍り出たが、そのハンドが木原のスタックを大きく減らした決定的な場面だった。ファイナルでも、コーウェン、シマォン、カルロ・ヴァン・ラーフェンスウード(Carlo van Ravenswoud、オランダ)が上位を形成する中、木原は少ないスタックで生き残りを続けたが、7位で敗退した。同じファイナルテーブルには、インドのサントシュ・スヴァルナ(Santhosh Suvarna)も準優勝($912,420)で入賞し、今夏$50K NLH優勝に続き、$50K PLOでもファイナルまで進出するという二重の活躍を見せた。アジアから2人のプレイヤーが共にファイナルテーブルを盛り上げた舞台であった。
フォクセンに差をつけられるもPOYレースは健在
今回の7位入賞により、木原はWSOP POYレースのポイントを追加し、6月22日現在2,007ポイントで4位を維持している。シリーズ序盤は首位を走っていた彼だが、アレックス・フォクセン(Alex Foxen)が4度目のブレスレット優勝後、安定したディープランで2,720ポイントを積み上げ、首位に躍り出た状況である。フォクセンとの差は700ポイント以上あるが、シリーズは7月15日まで半月以上残っており、今年からPOYポイントがWSOPパラダイス(バハマ)まで拡大適用されることを考えると、追撃は不可能ではない。ブレスレットをもう一つ獲得すれば、一気に状況が変わる可能性がある。
6月25日レディースチャンピオンシップ、日本の新たな期待
日本のポーカー界の期待は、木原だけではない。6月25日に開幕するイベント#68、$1,000レディースチャンピオンシップでは、岡本志奈(Shiina Okamoto)が前例のない3連覇に挑戦する。2023年準優勝、2024年・2025年連続優勝で、既にこの種目の歴代最多タイトル保持者である彼女が3度目のブレスレットを獲得すれば、同じ夏に日本がWSOPで再び歴史を刻むことになる。
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